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総力戦研究所2.0

Total War Research Institute 2.0 

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 映画「開戦前夜」製作委員会(以下「製作委員会」という)は12月25日、インターネット上の声明により、映画の製作と公開を発表しました。

 製作委員会は声明において、「2025年8月に放送されたNHKスペシャル「シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~」(前後編計98分)のテーマをより深くお伝えすべく、約139分の完全版として2026年以降に劇場公開」するとしています。

 私、飯村豊は作品のモデルとなっている飯村穣の孫に当たりますが、祖父の人物像が誤った描写でゆがめられ、死者の名誉が毀損され、遺族の敬愛追慕の感情が著しく侵害されたとの理由で、NHK及び製作委員会を構成する4社及び脚本執筆、演出を担当した石井裕也監督らを被告として、550万円の損害賠償請求訴訟を12月24日、東京地裁に提起しました。

その翌日に当たる12月25日、NHKスペシャルのドラマパートをさらに41分も拡大した映画化の発表がされ、驚愕、困惑するともに、この映画の公開中止を強く求めます。

 理由は以下の3点です。

<総力戦研究所>(そうりょくせんけんきゅうじょ、英語: Total War Research Institute)​​ 

大日本帝国において1940年昭和15年)9月30日付施行の勅令第648号(総力戦研究所官制)により開設された、内閣総理大臣直轄の研究所、教育機関である。​ 

この機関は国家総力戦に関する基本的な調査研究と“研究生”として各官庁・陸海軍・民間などから選抜された若手エリートたちに対し、総力戦体制に向けた教育と訓練を目的としたものであった。1945年(昭和20年)4月1日付施行の勅令第115号により廃止。

総力戦研究所集合写真
戦争研究所所長時代(昭和16年)
飯村穣とは

<記事の抜粋>​ 

「総力戦研究所」の設立構想を推進した一人で、初代所長として「閣僚」となった研究生たちをまとめた人物で、鬼才・石原莞爾の盟友(陸軍士官学校の同期)であり、陸軍きっての知将として知られています。 

 飯村は1888年(明治21)に筑波町沼田(現つくば市)で代々名主を務める名家に誕生。陸軍軍人に憧れ、士官学校、陸軍大学校へ進学し、優秀な成績で卒業。特に語学(フランス語とロシア語)と戦史、戦術研究に優れ、トルコ大使館付武官時代には同国参謀長の信頼を受け、トルコ陸軍大学での戦史講義を委嘱されたことで有名です。 

 人格温厚、幅広い教養と高邁な識見を持ち、ソ連や欧米通としても知られていたことから各方面で厚い信頼を得ており、満を持して総力戦研究所の初代所長に就任。 

  軍人の厳格主義だけでない柔らかな懐の深さを持っており、研究生たちが自由にものを言える梁山泊的な雰囲気をつくり出していたといいます。それが、現実の日米交渉が難航する中で、政府や軍の要人らを前に「日本必敗」という研究成果を報告することを可能にしたのでしょう。

Nスペによる名誉毀損問題をめぐって

 NHKが8月16、17日に放送した戦後80年番組・NHKスペシャル「シミュレーション 昭和16年夏の敗戦」ドラマにある「総力戦研究所」所長の描き方に対し、飯村穣所長の孫である飯村豊元駐仏大使は、「歴史がゆがめられ、祖父の人格を毀損された」と抗議し、8月26日に記者会見を行いました。

  その後、9月16日、NHK会長の定例会見でも話題となり、稲葉延雄会長は「今回のような、様々な意見が出るような演出は、NHKらしくなかった」とのコメントを出しています。一方、石井裕也監督は「表現の理由と正当性について然るべきタイミングで話すこと」としていました。

■8月26日 飯村豊氏による抗議の記者会見

​■9月16日 NHK稲葉会長による定例会見

■10月3日 飯村豊氏、放送倫理・番組向上機構(BPO)「放送倫理検証委員会」に要望書を送付

​■10月14日 「緊急集会!NHKのあり方を考える~ドラマによる現代史の改ざんは許されるか」

■10月17日 「放送倫理検証委員会」、審議の事前調査にあたる「討議に入らない」と判断

​■12月24日 NHKや映画監督、制作会社などを相手取り、損害賠償を求める訴えを起こす

​■12月25日 映画「開戦前夜」製作委員会が「公開」を発表

■12月27日 飯村豊氏が「声明文」を発表、映画「開戦前夜」公開の中止を求める

……

 

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NHKのサイトで「実録ドラマ」と紹介
遺族による抗議会見
有識者シンポジウム

NHKのサイトで「実録ドラマ」と紹介

飯村豊氏による抗議の記者会見 2025.8.26

有識者によるシンポジウム 2025.10.14

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